2008年05月23日(金)
それぞれのシネマ
夜、映画を観にいきました。
『それぞれのシネマ』っていう、カンヌ映画祭60周年の企画作品で、
著名映画監督たちが「自分にとっての『映画館』とは何か」を
制限時間3分間でまとめて作り上げる短編集でした。
最近僕が足しげく通っている映画館はシネコンタイプばかりなので、
物凄く近代的できれいな劇場ばかりですが、
一昔前の映画館のイメージって、蛍光灯が暗くて、ちょっと床がベタベタしてたり、
座席の生地が破れていたり、陰気な感じが漂っていましたよね。
『それぞれのシネマ』に描かれている映画館は、まさにそんな古い映画館ばかりでした。
国を問わず映画館っていう場所は同じような空気を持っているんですね。
それを観て、僕の地元にも古〜〜い映画館があったことを思い出しました。
小学校一年生くらいのかなり遠い記憶なんですけどよく覚えています。
その劇場は「宿毛劇場(通称:すく劇)」といって、
僕の記憶の中でも大規模なオンボロ映画館として残っています。
漫画や特撮ヒーロー物を観るために、亡くなった祖父によく連れて行ってもらっていたんですよ。
映画館に入る前に、券売所のそばの自動販売機で瓶のコカコーラを買ってもらうのが楽しみで、
栓抜きも自販機に備え付けられているタイプなんだけど、
子供だったから器用に開けられなくて、いつも諦めてじぃちゃんに開けてもらって・・・。
なんか昭和でしょ〜〜〜いいよね〜三丁目の夕日っぽくて(笑)。
さっき母に電話して、その「すく劇」について聞いた所、
ずっと昔は普通の劇場としても使用されていたらしく、
母が松山恵子さんのコンサートをその劇場に観に行ったとき、
色あざやかな紙テープがステージに向かって投げられる中、
トイレットペーパーを紙テープ代わりに投げた人がいて、
ステージにドンって音を立ててトイレットペーパーが飛んで行ったのが面白かったと
当時のエピソードを話してくれました。
田舎の人だから悪気はなかったんだろうけど面白すぎる(笑)。
今はその映画館はなくなっちゃって、駐車場になってるのかな。
僕にとっての『それぞれのシネマ』は、あの「すく劇」ですね(^ ^)
(宿毛のことを書いていたら、珍しく宿毛の友人からメールが来ました。不思議やねぇ。)
ほいたらね。
