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2008年03月10日(月)

東京大空襲63年目

今から63年前の今日、東京が焼け野原になりました。

東京がかつて大空襲に見舞われたことは知っていましたが、
今日がその日であったことは初めて知りました。

その歴史を教えてくれたのは、TBSの月曜ゴールデン、
『シリーズ激動の昭和 3月10日 東京大空襲 語られなかった33枚の真実』
というテレビ番組でした。

僕は今31歳ですが、戦争については学校でも資料館などでも
折に触れて学んで来たつもりでしたし、
同世代の中では戦争についての興味や、反戦への思いは強いほうだと思っています。
でも、今日この番組を見るまでは
この国で戦争が起こったという真実を、
自分と結びつけて(自分の中に)位置づけていなかったことに気づいていなかった。
僕が今暮らしているこの東京と、焼け野原だった頃の東京は、
何となく自分の中では「別の場所」という感覚だったのかもしれません。

番組の中で、昔の写真や残された絵などを、
現在の東京の同じ場所と照合する場面があったのですが、
それがたまたま僕の知っている(暮らしていた)景色だったりして、
急に身近なものに感じられて・・・。
それを見て初めて現実的に「本当に起こったことなんだ!」と
意識がスイッチした気がしました。
10万人の命、と言われてもピンとこないものが、
宿毛(僕の故郷)の4倍以上の命が奪われたと思うと、
胸が押し潰されそうに苦しくなります。
当時の東京で大空襲を体験された数人の方がお話をしてくださっていましたが、
どの方も共通して、その眼の奥に地獄を思い出し見ていた様子が伺えました。

当時、生々しい資料(写真)は残されないように処分されていたそうです。
でも撮影者の「後世に伝えたい」という強い意志と共に、
現在まで残された当時の写真があるんです。
その写真を、当時の米軍の本物のB29乗組員(もうみんなおじいちゃん)が
手に取って見る場面があったのですが、
炭のように黒こげになった母子の写真や、
隅田川に流れ溜まった無数の死体を見て、彼らは悲しそうに泣くんですよ。
「本当に惨いことをしてしまった。でも我々は任務を果たすしかなかった。」って。
戦争は人から理性を奪ってしまう。

それを見て僕が客観的に思ったのは、
実体験者の語る言葉の力や、眼の奥に潜む闇の部分の暗さや深さは、
どんな残された資料よりもリアルだということです。
戦争体験者はもうみなさんご高齢です。
僕らが今後どこまで戦争を後世に伝え残して行くことが出来るか、
そこには限界があるし、そういった意識そのものが徐々に
薄れて行くのは仕方の無いことなのかもしれません。

でも、今日のテレビ番組のように、実体験者の語った映像や、
写真、手紙や絵といった資料の数々、
そして、それを見て何かを感じる私たち日本人の意識というものは、
どうしても後世に残して行かなければならないと強く思いました。

今の先進国はみんなある程度仲良しですが、どの国にも暗い歴史はありますね。
愚かだった昔の日本人も、外国人を無差別に惨殺した歴史を持っています。
そのことも決して忘れてはならない。。。

ほいたらね。

日記